1. TOP
  2. 介護のお役立ち情報
  3. 介護職の転職・給料について
  4. 介護職の面接はスーツ?どんな服装が正解?身だしなみや持ち物のポイントを解説。

介護職の面接はスーツ?どんな服装が正解?身だしなみや持ち物のポイントを解説。

サムネイル

介護職の仕事をしている方の多くは、ユニフォームや、私服でも動きやすくカジュアルな服装で働くため、いざ転職活動!となると、面接の服装に悩みますよね?

こちらでは、介護職の面接時にふさわしい服装や身だしなみ、持ち物について、押さえておくべきポイントや注意点など、男女別・項目事に紹介します。介護職の面接に臨む際の参考にしてくださいね。

介護の面接で押さえておくべき身だしなみのポイント

介護職は、入居者様や同僚と連携して業務にあたるなど、多くの方と関わる仕事です。そのため、採用基準のひとつとして人柄にも重きが置かれます。面接時の第一印象を決める身だしなみは非常に重要です。見た目からも好印象をあたえ、面接を有利にするため、3つのポイントを押さえて、面接に臨みましょう。

清潔感があること

介護・福祉業界では、特に清潔感が重要視されます。髪の毛は散髪しておく、顔にかかる場合は耳にかける、長い髪は一つに束ねるなど、清潔感のある髪型に整えます。また、意外と目立つのは指先です。その為、爪も忘れずにきちんと切っておきます。伸びた爪に垢がたまっていれば、それだけでイメージが悪くなるので気を付けましょう。

着ていく服はアイロンをかけ、スーツにフケや埃がついていないか、シャツの襟周りの黄ばみや、汚れがないか、シワになっていないか、細心の注意を払います。介護の現場は対人コミュニケーションが多いため、とくに清潔感が重視されます。清潔な印象を与えるように心がけましょう。

体型にサイズがあっていること

普段、スーツなど着る機会が無い職種の場合、自分自身の体形が変わり、身体に合ってない事があります。面接当日に気づいて慌てないように、長い間、袖を通していないスーツやシャツはあらかじめ試着して、今の体形に合ってるか確認しましょう。

もし合っていなければ、新しいものに買い替える必要があります。当日の朝に気づいて手遅れ、なんてことにならないように遅くとも1週間前には試着して、面接にふさわしい恰好かどうか、確認しておくようにしてください。

ビジネスマナーから外れていないこと

介護職の面接では、スーツでなくても構わない場合もありますが、正社員、派遣やパートなど雇用形態に係わらず、基本的にはスーツで臨みましましょう。

どうしても用意が出来ない場合は、Tシャツやジーンズなどのラフすぎる格好は避け、スーツに準じたビジネスカジュアル(落ち着いた色のジャケットや襟付きのシャツなど)など、TPOに合わせたビジネスにふさわしい服装を選んでください。

女性の服装・髪型・メイク・小物類について

転職の女性の服装

女性が介護の面接に臨むときの服装や身だしなみ、メイク、持ち物については以下のポイントを確認してください。

①スーツ

スーツの色は、明るい色は避け、ネイビーやダークグレーなどの落ち着いた色味のものが無難です。ボトムスは、スカート・パンツどちらでも構いません。但し、丈が短すぎるスカートは避け、膝が隠れる程度にしましょう。パンツの場合は、くるぶしが隠れる丈のものを選びます。

②ブラウス・ストッキング

ブラウスやシャツは、フリルなどの装飾や色柄の無いシンプルなものを選びます。また、ストッキングはベージュのものを着用するのが一般的なルールです。タイツや素足、黒のストッキングはマナー違反となるため、避けましょう。

③鞄

履歴書や職務経歴書などの書類を持参する場合や、会社案内などの書類を渡される場合もありますので、A4サイズの書類を折り曲げないで入れられるサイズのものにしましょう。高価なブランドバッグなどは避け、ビジネスバッグや落ち着いた色のトートバッグなどがおすすめです。

④靴

黒色のシンプルなデザインのパンプスが無難です。ストラップのあり・なしはどちらでも構いません。ヒールの高さは5cm位の物が適しています。ヒールの高すぎるものや、つま先が見えるデザインの「オープントゥ」のもの、カジュアル過ぎるサンダルなどは避けましょう。

汚れや、ほこりが付着していないかチェックし、汚れている場合は、綺麗に拭き取って準備しておきます。

⑤髪型・ヘアカラー

顔に髪がかかっていると表情が隠れ、暗い印象を与えてしまいます。髪が長い場合は、目や眉に髪がかからないように、ヘアゴムやピンでまとめてスッキリとした清潔感をアピールします。

髪の毛の明るさの基準は施設によって異なる為、明確な基準がありません。その為、面接の際は、明るすぎない程度に押さえておくのがベターです。目安は、日本ヘアカラー協会が定めたカラートーンの7番の明るさを目安とし、控えめにしておくのが無難です。6番の明るさは、一般的に黒髪より少し明るいとされ、7番までなら、派手にならない自然な明るさに見えます。

転職の男性の服装

⑥メイク・アクセサリー等、その他のアイテム

面接の際のメイクは、服装に合わせて派手にならないナチュラルメイクを意識してください。また、長い爪や過剰なネイルアートは清潔感や安全面に欠け、介護の現場にそぐわないため、避けましょう。

アクセサリーは結婚指輪以外、外します。腕時計は付けて問題ありませんが、シンプルなデザインのものを選ぶようにしましょう。また、香水など香りのおしゃれは、万人に受けるとは限らないため、使用することは控えておく方が無難です。

夏場の服装

夏場は、首回りがスッキリと見え、活動的な印象を与えられるカットソーを着用するなど、暑さを上手くしのぎましょう。面接の際は、夏場であってもスーツを着用した方が、面接官に与える印象が良くなるため、会場の中では、スーツで臨みます。

冬場の服装

冬場は、スーツで臨むのが基本となります。会場に入場する前にコートは脱ぐようにします。コートは、スーツに合う柄の無いダーク系カラーのトレンチコート、チェスターコート、ステンカラーコートなどがおすすめです。ファー付のものなどは、カジュアルな印象が強いため、面接には向いていません。ビジネスライクな格好を意識しましょう。

男性の服装・髪型・小物類について

転職の男性の服装

男性が介護の面接に臨むときの服装や身だしなみ、持ち物については以下のポイントを確認してください。

①スーツ

スーツの色は、紺やダークグレーなどの落ち着いた色味の無地が無難です。スーツとセットアップになっているズボンであれば問題ありません。

シングルボタンのスーツが望ましく、ジャケットのボタンは一番下だけ開けておき、それより上のボタンは留めるようにします。大きすぎたり、着丈・袖丈が短いなど体にあっていないスーツは避けたほうがいいでしょう。

②シャツ・ネクタイ

清潔感のある白い無地のワイシャツが基本です。色付きや柄物の場合は、薄い水色など目立ち過ぎないものを選びましょう。

ネクタイはスーツの色に合わせて、落ち着いた色の無地やストライプ・ドット柄などシンプルなものを。白や黒のネクタイは冠婚葬祭のイメージが強いため、面接には不向きです。

③鞄

履歴書や職務経歴書などの書類を持参する場合や、会社案内などの書類を渡される場合もありますので、A4サイズの書類を折り曲げないで入れられるサイズのものにしましょう。黒やブラウンなど、落ち着いた色味のビジネスバッグが無難です。

ビジネス用にリュックサック型のバッグが増えていますが、カジュアルすぎるため、あまりお勧めしません。

④靴・靴下

靴は、スーツに合わせ、黒や濃いめのブラウンカラーの革靴が基本です。紐がないタイプの物はカジュアルな印象があるため、面接には不向きです。つま先の形は、尖りすぎていないものを選びます。また「ウイングチップ」のような装飾が施されたものは避けるようにします。靴に汚れが無いか、傷がついてないか事前に確認し、きれいに磨いておきましょう。

靴下も同様に、黒、濃紺、ダークグレーなどの濃色の物がおすすめです。スニーカーソックスなど、くるぶしが見える短いタイプではなく、ある程度長さのある丈の靴下を選びます。

⑤髪型

表情がよく見えるような髪型だと好印象を与えます。寝ぐせが付いているとだらしない印象を与えるため、整髪料などを使って整えておきましょう。

⑥ひげ等、その他の身だしなみ

ひげが長いと清潔感に欠けた印象を与えてしまうため、当日に、剃り残しの無いようしっかりと剃りましょう。また、鼻毛や目ヤニ等も無いか確認しておきましょう。

夏場での服装

夏場でも、スーツが基本となりますが、クールビズスタイルでも問題ありません。面接会場までの間に、汗だくになったりすると、清潔感に欠ける印象になります。会場の前で、もう一度服装を整えて面接に臨みます。

冬場での服装

冬場は、ダーク系のスーツが基本で、ワイシャツにネクタイをして臨みます。会場に入る前にコートは脱ぐようにしましょう。

コートは、スーツに合わせやすい落ち着いた色合いのトレンチコート、チェスターコート、ステンカラーコートなどがおすすめです。フード付のものや、ダウンコートなどは、カジュアルな印象が強いため、面接には不向きです。

介護の面接で準備しておくと良いもの

介護職の面接に行くときは、応募書類の他に、持っておくと役立つものがあります。忘れ物が無いようにダブルチェックをして準備しておきましょう。

履歴書・職務経歴書

すでに郵送などで、応募書類として履歴書や職務経歴書を渡している場合もありますが、念のためコピーをしたものを持参しておきます。

始まる前に、履歴書、職務経歴書などに記入した、志望動機やこれまでの仕事経験の内容を確認しておき、面接で話す内容と食い違いが出ないように気を付けます。

面接当日に、応募書類を渡す場合は、履歴書や職務経歴書は折りたたまないように、クリアファイルなどに入れて持っていきましょう。クリアファイルに入れておく理由は、折れや汚れを防ぐためです。シワにならないよう、バッグの中で収納する場所にも注意しましょう

会社案内

面接を受ける会社の、会社案内など情報の記載されている書類を持っておきましょう。会社案内には、求める人物像など採用にあたり、重要な情報が載っているので、面接前に確認しておくことで役立つ場合があります。

担当者の名前や連絡先が記載されたメールのメモ

面接時間のや、採用担当者の名前・連絡先が記載されているメモを持参しましょう。もし、電車の遅延などで遅れそうなときや、急な体調不良があった時は、できるだけ早く採用担当者へ連絡するのかマナーです。

無断遅刻をしてしまうと一気に印象が悪くなるため、採用可否に大きく影響します。。そのため、スマートフォンや手帳にメモを取っておき、万が一の連絡をスムーズに行えるようにしておきます。

筆記用具と手帳・スケジュール帳

面接と同じ日に、介護の実演や職場見学をする場合もあるため、必要なメモが取れるように筆記用具や手帳を持参しておきます。また、次回の面接日や別日に実演などスケジューリングする事もあるため、スケジュール帳を持っておくと安心です。

大切な内容を忘れないようにするためにも、筆記用具と手帳・スケジュール帳は忘れずにカバンに入れておきましょう。

スマートフォン・携帯電話・モバイルバッテリー

スマートフォンや携帯電話は必ず持っていきます。急なトラブルで遅刻する場合や、キャンセルする場合など、連絡をするために必要です。また、会場までのアクセス情報や道順を確認するのにも便利です。

必ず充電をしておき、不安であれば充電できるようにモバイルバッテリーも用意しておきます。

到着後は、面接中に電話が鳴ったりしないよう、会場へ入る前に、電源をオフにするか、着信音・バイブともオフの状態しておきましょう。

資格の認定証

面接の際に、介護福祉士や介護支援専門員(ケアマネジャー)などの、資格認定証の原本や写しを持参するように指定されることがあります。資格の認定証を持参するように指示されている場合は、忘れずに持っていきます。

履歴書等のコピーと一緒にクリアファイルなどに挟んで持っていくようにしましょう。

提出書類を忘れてしまうと、自分のアピールが出来ないばかりか、マイナスの印象を与えてしまうので要注意です。

マスクやハンカチ・除菌用品などのエチケット用品

介護施設やグループホームなど、介護職員や利用者が生活する事業所の中で、面接を行うこともあります。介護施設では、感染症予防などを厳格に行っているため、必ず、マスクやハンカチといった衛生用品は持参・着用し、感染防止のためのエチケットはマナーとして行いましょう。

できれば、手指消毒アルコールスプレーやジェル、除菌用のウェットティッシュなども用意しておくと安心です。

その他

上記のアイテム以外にも、ハンカチやポケットティッシュを、用意しておくこともお勧めします。

夏場の面接では、汗が止まらないということもあります。特に汗をかきやすい人は、ハンカチを用意しておきましょう。手鏡などを用意し、身だしなみの最終チェックができるようにしておくと万全です。

天気によっては、折り畳み傘も用意しておくと安心です。

女性でスーツが無い場合の服装について

面接当日までに、スーツが用意出来なかった、スーツを持っていないと嘆く必要はありません。スーツが無くても、面接へ臨む服装は対処できます。ここでは、スーツ以外の服装で面接を受ける際のポイントを紹介していきます。

ジャケットを着用する事で、フォーマルな印象に

スーツが無かった場合には、ジャケットを着用することで、しっかりとした印象を与えることができます。ジャケットの色は、黒やグレーなどの落ち着いた色を選び、派手な色を避けるようにします。

ジャケットの下に着るインナーは、淡い色でシンプルなデザインにしましょう。介護職の場合はブラウスでもニットでも違和感はありませんが、目立つデザインのものは避けます。インナーが柄物や装飾が目立つものだと、面接の空気にそぐわないので、印象も悪くなります。

ボトムスの丈に気を付ける

介護の面接に着ていくボトムスは、スカートでもパンツスタイルのどちらでも構いません。ただし、短過ぎるスカートや丈が中途半端なパンツの場合は、カジュアルな印象になってしまうので避けましょう。

ジャケットに合わせやすい、フレアスカートやフルレングスのパンツを着用するのがおすすめです。

靴はミドルヒールのパンプスがおすすめ

オフィスカジュアルな姿で面接の臨む場合は、黒色のシンプルなデザインでミドルヒールのパンプスを履くと良いでしょう。ヒールの高すぎるパンプス、スニーカーやサンダルなどのラフなものは、面接にはそぐわない為、避けます。

服装以外の身だしなみにも気を配る

介護の面接は、メイクが派手にならないように注意します。オフィスカジュアルの場合でもナチュラルメイクを意識し、余計なアクセサリーを着用しないように心掛けてください。また、長い爪や派手なネイルは、清潔感や安全面に欠ける為、避けるべきです。

面接では、お洒落さよりも清潔感や安全性など、仕事に対しての配慮が出来る、身だしなみに気を配ることが重要です。

男性でスーツが無い場合の服装について

男性もスーツが用意できない場合は、ビジネスカジュアルでも構いません。ビジネスカジュアルとは、ジャケットにパンツを合わせるスタイルの事です。ビジネスカジュアルを意識すれば「しっかり感」が出せるので、面接の空気に合わせられます。

ジャケットにパンツのビジネスカジュアルが良い

男性の場合も、女性と同じようにジャケットを着用します。派手な色やデザインは避け、黒やグレーなどのシンプルなジャケットを選ぶようにします。

ジャケットの中に着るインナーは、女性の服装と同じくシンプルな色・デザインを選んでください。

具体的には、襟付きの柄や光沢のない白や淡い水色のワイシャツを選ぶようにします。とはいえ、介護業界の場合は、カジュアル寄りでもOKな事業所も多い為、柄や装飾の無いカットソーでも問題ない場合があります。事前に施設の雰囲気を調べておくといいでしょう。

靴は革靴がおすすめ

男性が介護の面接に行く場合は、カジュアルなスニーカーなどは避け、フォーマルな革靴を選ぶ方が良いでしょう。介護現場では動きやすいスニーカーを履くことも多いですが、面接の場である事を考えると、しっかりとした印象を与えられる革靴が適しています。

革靴を久しぶりに履く場合は、汚れがないか、傷がついていないかを確認しておき、しっかりと磨き準備しておきます。

服装以外の身だしなみにも気を配る

髪型も第一印象に大きく影響する身だしなみの一部です。男性の場合だと、清潔感を与えられる短髪スタイルがおすすめです。髭はしっかりと剃り、介護の面接にふさわしい清潔感を与えられる身だしなみを意識します。

スーツ以外の服装指定をされた場合は?

施設によっては、「服装自由」「私服でお越しください」など、スーツ以外の服装を指定されることもあります。スーツ以外の服装を指定された際の対応についてご紹介します。

「服装自由」と言っても「自分が着たい服」という事では無いため、勘違いしないように気を付けてください。パーカーやデニムなど、カジュアルすぎる服装や、必要以上にお洒落な服装は、面接にはふさわしくありません。時期や気温などを鑑みて、スーツよりもフォーマル感を抑えた「オフィスカジュアル」を意識します。

女性の場合は、襟つきジャケットや襟のない「ノーカラージャケット」がおすすめです。また、手持ちのスーツのジャケットを着回しても問題ないので、色合いなどを見ながら合うものを選びましょう。かしこまる必要がなければ、秋~冬にかけてはカーディガンでも代用が可能ですので、状況に応じて活用すると良いでしょう。

男性の場合は、「ブレザー」や「テーラードジャケット」などのジャケットを活用するのがおすすめです。その上で、インナーとして襟つきのシャツを着用し、下は「スラックス」か「チノパンツ」などで組み合わせると、オフィスカジュアルの装いとなります。

まとめ

介護の面接に臨む服装は、女性の場合はシャツかブラウス、カットソーにスーツまたはジャケット、男性はワイシャツにスーツを合わせるのが基本です。社会人としての常識をわきまえた、ビジネスライクな服装を心掛けるようにしましょう。

介護業界の採用担当者は、人間性に注目しています。服装や髪型など意識し、清潔感のある服装・身だしなみを整えて面接に臨みましょう。

ツクイスタッフが運営する「かいごGarden」では、介護職のお仕事紹介はもちろん、「スーツがどうしても用意できない!服装はどうしよう」など面接のお悩みの方には、介護転職のプロが、納得のできる転職を全力でサポートいたします。

面接対策のフォローや就業条件の交渉など、すべてお任せください。

ページトップへ戻る